鞍馬寺 『鍛えてますから、、』

今年は残暑が厳しいですね〜〜。

前回行った貴船と共に、京都の奥座敷と称されるのが鞍馬

鞍馬寺には昔一回だけ来た事があるのですが、その時は日が暮れてきたので、一番奥の『魔王殿』と云う所には行けませんでした。
『魔王殿』
なにやらオカルト的な臭いも感じますが、連休でヒマだったので、ちょっと出かけてきました。
きっと家に居るよりは涼しいでしょ。。

2005年9月18日(日)

鞍馬の里一帯は、京都と丹波、若狭を結ぶ、かつての街道の要所だったそうです。
街道沿いには旧家が建ち並び、鞍馬川から小さな水路を引いていたのが今も残っています。
本当に風情のある集落でした。

朝の9時から、すでに観光客やハイキングの人たちで賑わう、鞍馬寺の仁王門。

ここ鞍馬山の元の宗派は天台宗でしたが、千手観世音菩薩、毘沙門天王、護法魔王尊の三身が一体となった『尊天』を本尊とし、昭和22年に鞍馬弘教総本山として独立開宗しました。

鑑真和上の高弟である鑑禎上人が、宝亀元年(770年)にこの地に毘沙門天を安置したのが鞍馬寺の始まりであると云われています。

鞍馬といえば、天狗と牛若丸
牛若丸こと源義経にまつわる伝説も多く、奥州衣川で亡くなったとされる義経の魂が鞍馬山に戻り、神格化され、遮那王尊として、山中の義経堂に奉られています。

入り口で入山料200円を払って、目指すは650万年前に金星からこの地に天降ったと云われる、護法魔王尊が奉られる魔王殿へ!(徒歩で3〜40分くらい)

仁王門からケーブルカーで本殿(画像右)の近くの多宝塔まで上がれますが、鞍馬の火祭りで有名な由岐神社(画像左)を観られるなら徒歩で登りましょう。

最近ダイエットの為に始めたウォーキングの成果か、ここまでの道のりでは息が切れなかったですが、山道を登る筋肉とウォーキングで使う筋肉とは違うので、かなり足にきています。。

途中には、『クマ、マムシが出ますので立ち入らないで下さい』とか『落石のため、通らないで下さい』とか書いてある区域もあるので、注意しましょう

本殿横の、奥の院 魔王殿へと続く階段をしばらく登っていくと、このような木の根道(画像右)に出ます。
これは地盤があまりにも固いので、杉が地下に根を張れないからだそうです。
不思議な光景ですね。

ここでは牛若丸が兵法や剣術の稽古をしたと伝えられています。
牛若丸が天狗と出会ったのもこの辺りとか・・・。
うっそうとした木立を見ていると、天狗くらい居そうな気がしてきます。

太鼓のバチを折られたTV番組の主人公が、少年を連れて行った山に似てません??(笑)
もう気分は『鍛えてますから!(〆^ー゜)★シュッ!』ってな感じで、 階段なんか軽く走って登ったりなんかして・・・。
頭の中では主題歌の『輝』がエンドレスで流れていました(爆)。

やっと着いた、奥の院 魔王殿。
想像していたよりも、かなり地味なたたずまい・・。。
拝殿奥には多くの石灰岩の巨岩に囲まれた本殿が鎮座しています。

ここに奉られている、650万年前に金星から天降った魔王って、一体何なんでしょう?隕石かな〜〜??
ちなみに600万年前って、人間とチンパンジーが分かれた頃だと云われていますが・・・。

ここから貴船まで行ける道があるのですが、今回はモンキーRが鞍馬寺においてあるので断念。 来た道を戻りました。

10年くらい前に来たっきりだったんですが、非常に興味深い山でした。
オカルトな話も色々あるみたいですし、また来たいと思いました。。

あ、、やっぱり 次の日ふとともが筋肉痛になりました。
もっと鍛えなければ・・・。

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