SFバイクの話

まず、このバイクを見てください。
http://www.sankei.co.jp/news/041123/kok035.htm
2004年11月23日の産経新聞に掲載されていた写真ですが、このバイクどこかで見た事がありません?
これってやっぱり鳥山明氏手塚治虫氏のイメージだと思うのですよ。
どちらかというと、僕は少年ジャンプに掲載されていた鳥山明氏の「Dr.スランプ」の表紙を思い出してしまいましたが、TVで紹介していたアナウンサーは『 手塚治虫のW3(ワンダースリー)を思い出しますな〜〜』って言っていました。
この辺は年代の差でしょうが、どちらにしてもSF的なデザインには間違いありません。
子供の頃に漫画で見たようなバイクが実際に走る時代がそこまできているのです。
こんなSFに出てくるようなバイクがもっと他にはないものかと、ネット上を探して探してみました。
(情報提供:S君。さんきゅ)



まず1985年の東京モーターショーに、SUZUKIから出品された「ファルコラスティコ」
http://www.suzukicycles.org/Concept-Suzuki/Falcorustyco.shtml
『未来のバイク』をイメージして製作された車体は、飛行機の操縦桿を思わせる直立式ステアリングとFスイングアームが特徴的です。 カウルとタンクが一体型なのも斬新でした。発表当時マジで欲しかった。。
こういうコンセプトバイクは通常廃棄されるか、しかるべき場所に展示されると思うのですが、今この車体はどこでどうしているのやら??


次にアークシステム・プロアムから販売されている「スティングレイ」
http://www.stingray.jp/webcatalog.htm
近未来を扱ったアニメ映画「AKIRA」の主人公、金田の乗る『金田のバイク』にソックリ。 どこかのおもちゃショーで自走する金田のバイクが展示されたと聞きますが、コチラは購入できます!(136.5万円〜189万円)
このままでも劇中のイメージに近いですが、Fサスカバーに「Canon」と「成田山」のステッカーを貼れば完璧!残念ながらモーター動力ではないので、劇中の『やっとモーターのコイルが暖まってきたところだぜ』って台詞は使えません(笑)。。


そして2003年のデトロイトショーに出品されたクライスラー「ダッジトマホーク」
http://www.allpar.com/cars/concepts/tomahawk.html
ダッジ バイパーの8300cc、V10エンジンを搭載。そのパワーは500PS、推定最高時速は400km/h以上のモンスターバイク!
特徴的なのはタイヤで、前後各二本ずつ、計四本のタイヤで自立もします。もはや車に近いですね。。
これも限定ながら発売されていました。


最後に、1970年の東京モーターショーに出品されたカワサキ「マッハVスペシャルサイドカーGT500」
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/lime-ade/about.files/sidecar.html
マッハVのエンジンを使ったサイドカーで、フレームにはGPレースにも使われる、ニーラー(ひざまづいて乗る)タイプを採用。低い車体と独特のフォルムはまさに未来のバイクだったのかも知れません。
後にこの車体は、黄色に塗装を施されて石ノ森章太郎氏原作のヒーロー、「人造人間キカイダー」(1972年)のサイドマシンとしてTVに登場したのは(一部では)有名な話。
子供の頃にポピニカ(ポピーから発売されていたミニカー)を買ってもらったのを思い出します。いや、ホンマにカッコ良かった。。

こんなバイクが走るようになってもモンキーRに乗っていたいものですが、コッチはコッチで乗りたいですよね。。。
他にも面白いバイクがあれば教えて下さい。

前のページへ