嵯峨野のホタル
2004年6月12、13.、14、15日
先日、昆虫が好きな友達から『もうホタルが飛んでるで!』と誘われて大覚寺の裏手に来てみたら、真っ暗な中に10〜15匹くらいのホタルが飛び交っていました。『
これは何とか写真に収めたい』と思い、後日夜間撮影に初挑戦してみました!(無謀かな〜??)
真っ暗な闇の中にフワフワと浮かび、それでいて強く光るホタルの灯りは心に残ります。こんな幻想的な風景を見たのは子供の頃以来でした。
今回の撮影方法は長時間露光撮影と云って、ストロボを使わずに数秒間シャッターを開ける事によって撮影に必要な光量を取り込む撮影方法です。シャッターが開けっぱなしになるため、被写体が動いた場合は流れたように写るワケです。勿論、
少しでもカメラが動けば画面がブレるので三脚が必要になります。
手持ちの
デジカメでは露光が8秒までしか出来なかったので、真っ暗で何も写りませんでした。そこで、今回は一眼レフカメラを押入れから引っ張り出してきて、ISO1600のフィルムと100〜300mmF4の
ズームレンズを使い、露光時間は10秒〜1分で撮影しました。
ホタルは5月下旬から増えはじめ、6月上旬ごろにピークを迎えますが、
ホタルを見に行くときには以下の点に注意しましょう。
ホタルは採らないようにしましょう。地域の方々が協力して増やしておられる場所もあります。
近所迷惑にならないように静かに鑑賞しましょう。
ゴミは必ず持ちかえりましょう。
カメラでの撮影時にはフラッシュは絶対に使わない事。フラッシュを使っても写りませんし、ホタルは強い光に敏感なので驚いて 一晩中光らなくなります。
ホタルは午後7時半頃から飛びはじめ、午後9時を過ぎると飛ぶ数は減っていきます。鑑賞するときは時間を合わせて出かけましょう。また、風の強い日や冷え込む日などは飛ぶ数が減ります。理想的な気候は、弱い風が生あたたかく感じられる月明かりの 少ない夜なのですが…。そんな都合良くいく訳ないですよね。。
帰りに撮った嵯峨野から見た京都の夜景です。こうしてみると京都市内も結構明るいんですね〜。
現場の雰囲気の何百分の一でも伝わりましたでしょうか?本物はもっとキレイで、はかない感じで光ります。地域によっては7月頃まで見られるそうなので、見に行かれてはいかがでしょうか?
最後に、、あ〜良かった、なんとか写ってた…。。
前のページへ