愛宕山鉄道を探して。。

2004.7.19.

今回は「お散歩にでかけよう」の企画でボツになってしまったけれど、埋もれさせるのはあまりにも惜しい話なので、ここで紹介させて頂くことにします。

京都の北西には愛宕山という標高924Mの山がありまして、山頂の愛宕神社には火の神様が奉ってあります。祭神は諸説がありますが、少なくとも主祭神は火神である迦遇槌命(かぐつちのみこと)であり、人々から火伏せの神として尊崇されています。

京都のほとんどの家やお店の台所には、この愛宕山神社の『火廼要慎』(ひのようじん)のお札が貼ってあ ったり、三歳までに愛宕山に登れば一生火災の難に遭わない等、根強い民間信仰を集めています。特に7月31日の『千日参り』の日に愛宕神社に参れば、千日お参りした 分のご利益が授かれるというので、当日は一晩中参拝者が絶えません。。

この愛宕山の登山道から少し入ったところに、愛宕山鉄道の駅舎が残っているという話を、京都市が発行している市民新聞のハイキング特集で読みました。人間の背丈くらいのススキに囲まれながら、60年 余りの歳月を静かに過ごしている と云う駅舎の写真を見て、『む〜〜。これはゼヒ行ってみたい。。』と思ってしまいました。

『愛宕山鉄道』なんて京都で生まれ育った僕も初耳でしたから、早速ネットで『愛宕山鉄道』を探してみると以下のような事が分かりました。

まず、愛宕山鉄道は昭和4年に完成、開業し、その全容は平坦線と鋼索線(ケーブルカー)の二つに分かれていて、平坦線は現在の京福電車、嵐山駅から清滝までを。鋼索線は清滝から山頂までをそれぞれ往復していました。ふもとの清滝と山頂には遊園地が、山頂にはホテルとスキー場が あり、かなり賑わっていたようです。 普段、僕達が清滝まで走っている道やトンネルが平坦線が通っていた跡を使っているものだと知った時はかなり驚きました。

しかし、昭和18年に第二次世界大戦激化のため、不要不急の路線として廃止命令が下り、昭和19年に平坦線が廃止されました。

その鉄道の名残(山頂の駅舎、ホテル、トンネル、陸橋等)が幾つか残っているので、それらを探しながら山頂まで行こう!というのが(無謀な)企画でした。ちょうど友達から廃墟マニアの話を聞き、それらしいHPを見ていたのでスッカリ 探検隊の気分になっていたんですね〜。。考えたらケーブルカーで登るような陸橋や山道を、どうやってモンキーRで登るつもりだったんでしょう??トンネルも崩落してるのもあるらしいし…(爆)。 山登りには自信がありませんが、ダイエットも兼ねて頑張ってみましょうか・・・??

残念ながら僕は断念しましたが、代わりに愛宕山鉄道跡について丹念に探索されたサイトを紹介させて頂きます。ぜひ御覧ください。

幻の鉄道「愛宕山鉄道」を訪ねて→
http://www.geocities.jp/sawa_history/

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